2011-01-01から1年間の記事一覧

見捨てられざるモノ

高知の沖の島であった「沖の島アートプロジェクトVel3」の番外編ともいえる『るくる島黄金伝説』だが、これはものの見事に【伝説】という結末を迎えた。そのあまりの結末にショックを受けた私は、おもわず「さっぱり、わからんないよ〜!」なんて言葉を漏ら…

作品とは芸術の灰である

数いる芸術家のなかでイブ・クラインほど稀有な芸術家はいない。 キャンバスに色付けしただけの作品「モノクローム絵画」でデビューしてからというもの、火と水だけで描いた作品。裸婦で描いた作品。風で描いた作品。どれ一つとして自身で描くということはし…

金なんぞ要らぬ!

僕が、最近、聞いて気になっている話は、竹中平蔵氏の格差社会に対する提言だ。 竹中氏はこう言った。 ① 格差社会は無くならないし、これからも、ますます出てくる。 ② 格差を無くすには、みんな平等に貧乏になるか、豊かになった人に頑張ってもらうかしかな…

心で見る

大学時代に森を写生していたときのことである。色の違う木々を細かく塗り分けるのに、いまいちわかりづらい。(もっと、近くにいって見なけりゃなあ!)僕は、素直にそう思った。ところが、近づけば近づくほど、森は見えなくなり、ついに木しか見えなくなる…

シュミラークル世界こそが現実

ゲームは瞬く間に発展した。そして、気がついてみれば、私は、いつの間にかゲーム世界に溺れていた。寝ても覚めても、ゲームのことが頭から離れない。日々の生活の中でも、ゲームネタを探しているからだ。 そしてある日、気がついてみると、私は病院のベット…

「ゲームがアートを越える」と感じたとき

私は、大学時代、アート関係の職に就きたいと思っていたのだが、美術関係の単位は一つもとっておらず、おまけにコネも全くなかったので、思うようにはいかないでいた。そこに、コンピューターグラフィック制作とTVゲーム制作という、興味深い職種が目に入っ…

泉よしき、目覚める。

このブログを開設してから半年以上は経っていたのではなかろうか?その間、私はFacebookの方に自分の素性を明かし、このブログのタイトル『ミュータントが人類を救う!』と同じコンセプトで個展も開き、社会美術家としての活動を開始していた。当然、新しく…